カーコンポ用1DINホームユニット

カーコンポ用1DINホームユニット


フロントパネル・オレンジ


MB-VI開腹

↑ 不動になっていたため仕方なくMB-VI 開腹修理


MDF切り出し

↑ 木材を切り出したところ。MDFはエンクロージャーの余り、内部の高さ調整用のシナベニヤは50EH5シングルアンプ製作時の余り。


内部レイアウト

↑ 全てセットした内部。RCA出力はシールド線を使用。ナカミチMB-VI 用のコネクターを使用したため、他機種で使うにはコネクター交換改造が必要。パワーアンプブロックは外してあるが、一応取り付けられるスペースだけは確保してサイズを決めた。


  クルマを買い換える度にカーコンポも買っていたのですが、30年位前からはセンターコンソールを2DINともナビに占拠されるようになった時代ですので、直近のクルマにはカーコンポを取り付けず、ここ10年以上死蔵していました。

この最後に買ったカーコンポはナカミチのMB-VIで、2005年1月に旧ラジオ会館4階にあったインパルスで買ったと記録がありました。

いつもはクルマの売却時にコンポは取り付けたまま手放してしまうのですが、今後時代が変わると二度と手に入らないだろうと思って、MB-VIだけは取り外してちゃんと輸送用ビスを取り付け、パッケージに保存しておいたものです。

MB-VIは1DINサイズの中に6枚もCDを入れられる画期的なCDチェンジャーで、その前はアルパインの6連装CDチェンジャーをラゲッジスペースに設置していてCD交換が面倒でしたので、このデッキは天国でした。

製作動機

電気製品を長期間使用せず保管していると、何かと不具合が出てきます。

そのことを心配してある日、箱から出して定電圧電源をつなげて動作確認してみると、あれ?動かない・・・CDが入って行きません。

そんなワケでまずは分解修理からすることになりました。結局メカの固着が原因だったのですが、かなり精密な作りなので分解・組み立てとも神経を使い、ゆっくり2日掛けてなおしました。

やはりしまっておかないで、たまには使いたいですがカーコンポはBATT(バッテリー)、ACC(アクセサリー)、DIMMER(照度減光)などの配線、入出力も多彩でバラックテストでも結構配線が面倒です。

そこで家でも使える1DINサイズの箱を作ることにしました。実は同時期に10cmフルレンジ用エンクロージャーを作るつもりでしたので、その余りの板材を使うことも考えてのことです。

結局、こちらも久しぶりの木工なので塗装のテストも兼ねて同時製作することにしました。

OUTLINE

回路の方は先に仮組みテストして消費電流を測定した結果、MB-VIの取り外しができるパワーアンプブロックを使用しないのであれば電源は12V・1A程度あれば十分ですが、一応パワーアンプブロックも内蔵できるようにスペースを考えたので、12V・4A程度の供給能力が欲しいです。

当初は定電圧電源も自作しようと思ったのですが、秋月電子通商で丁度良い12V/4.3Aのスイッチングレギュレーターを見つけたので、それを利用することにし、家庭用のCDプレーヤー並に使いやすいようRCA出力端子や周辺機器用のACコンセントも付け、ラジオのアンテナはコネクターを取り出せるよう穴をあけることにしました。

カーコンポは動作メモリー用に常にバッテリー電圧が供給されていますが、本機もそのBATTスイッチをリアパネルに設置し、フロントにはクルマでキーをACCにした時に電源オンになるのと同じ動作になるようACCスイッチを付けました。

家庭ではあまり必要ないディマー(通常クルマではスモールランプをオンにすると照明が暗くなる)スイッチも一応リアパネルにつけています。

なお、MB-VIに合わせた回路で、調査したコネクターのピンアサインがメインなので回路図は省略します。


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製作の様子

実はもう1機種内蔵できた方が良いかな?と思い、2DINサイズにすることも考えましたが、どうせコネクターもナカミチにしか使えないし、板材の余りもそこまで無さそうなので、思い直して1DINサイズにしました。

カーコンポに合わせるため、結構シビアな計測と組み立てが必要ですので、内部は0.5mmほど大きくしたり、カットアンドトライでフロンドウィンドウの穴を削りながらゆっくり作りました。

リアパネルとスイッチングレギュレーター取付部のサイドパネルはアルミ板を使用、こちらの方はシャーシー加工と同じで慣れています。

塗装はアンプ用に買いだめしてある余った塗料を使い切るため、本体はグレーに近いディープオリーブ、サイドパネルはサファイヤブルー、リアパネルはガーネット色です。


塗装後のパーツ一式

↑ 塗装後のボディ構成パーツ一式。写真では少々色がハデだが実物はそうでもない。


  組み立てたところ

↑ 接着組み立てたところ。カーコンポを付け外しする時に内側のビスを廻す必要があるため、その前にあるスイッチングレギュレーターユニットをラクに付け外しできるようビス穴には鬼目ナットが埋め込んである。


構成パーツ一式

↑ 塗装前のボディ構成パーツ一式。天板は載せるだけのフタにした。固定する必要が出てきたら木ネジ4ヶ所のスペースも考えてある。


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フロント・バッテリーオン

↑ BATTオンでメモリーバックアップされてる状態。赤色LEDだけ点灯するようにした。でも実は他の色が良かったが在庫に小さな埋め込みできるLEDで他の色がなかった。ACCスイッチも同様に発光色にオレンジなど他の色を探したが白と青しか手に入らなかった。


リアパネル

↑ リアパネル。カーコンポなのでフロントとリア用のRCA出力がある。四角い穴は放熱とアンテナケーブルを出す穴。


底面

↑ 底面は冷却用に大きな穴をあけている。開放で何か不都合が出たらパンチング板を貼るつもり。


 

インプレッション

ちゃんと作ったので使い心地は抜群です。バラック配線と違ってラックに常用置きできます。

スペースを取らずにCDを6枚も収納できるのがメリットなので1DINで良かったと思います。

本機はパワーアンプブロックを使わず、RCA出力から真空管アンプにつないでいますので、音質はそちらに依存するため、音のインプレッションは割愛します。

気に入らない点はカーコンポの仕様なので仕方ないですが、BATT端子に常に12Vを供給、ACC端子に12Vを入れるとオンになるのですが、メインの大電流を取るのはBATT端子の方です。

つまり、ACC端子から大電流を取ってくれればスタンバイ時はBATT端子に少電流の定電圧電源を作って流せるのですが、メモリーバックアップするには大電流の電源を常にオンにしておく必要があって非効率です。

そのため少しでも効率の良いスイッチングレギュレーターの方が良いワケです。まあ、消費電流を測定してみるとスタンバイ時、BATT端子5mA、ACC端子0mA、スイッチングレギュレーターのAC100側13mAと大変少ない数値でしたので良しとします。


ACCオン・ホワイトホワイト

↑ ACCオン。デフォルトはホワイト照明だがナカミチと言えばオレンジのイメージなので設定を変えている。リアのBATTでメモリーを切らない限り設定は保持される。


ACCオン・レッドブルー

↑ 実は色々な色に変えられて、赤・青で合わせることもできるが、MB-VIのブルー表示は写真より相当暗くて液晶部が見にくい。


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